金融辞典

ユーロ通貨(EU)が誕生したヨーロッパの歴史とは

2019年7月19日

日本にお金の歴史があるように、ユーロにもお金の歴史があります。ユーロ通貨はどのようにして誕生したのでしょうか?

ユーロの歴史

ユーロ通貨は、ヨーロッパの国が集まって作られた通貨になります。1950年5月9日のフランスで、ロベール・シューマン外相が欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)の創設を提唱。

それを気にヨーロッパ地域では米国に経済的規模や軍事的規模で引けを取らないような共同体構想を実現させ、ヨーロッパ地域の国の結束を強くしていこうとする動きが高まりました。

ECの加盟国は発足当初6ヶ国。しかし、1973年には9ヶ国、1981年には10ヶ国、1986年には12ヶ国にまで増えていったのです。

1993年11月1日、ECを発展させる形で欧州連合(The European Union=EU)が創設。1995年には15ヶ国、2004年には25ヶ国、2007年には27ヶ国に拡大しました。

ただ、2016年6月にECの時に加入したイギリスは、国民投票にてEU離脱。この離脱を受け、日本では1000円を超える株安と急激な円高を記録しています。国の数が増えるほど、意見をまとめるのは難しくなります。

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ユーロ通貨とは?誕生

欧州連合(EU)の加盟国中12カ国が2002年1月1日に自国の通貨を永久に放棄し、新しい単一通貨を採用したことによりユーロ通貨が誕生しました。

2007年1月1日にはスロヴェニア、2008年1月1日にはキプロスとマルタ、2009年1月1日にはスロヴァキア、2011年1月1日にはエストニア、2014年1月1日にはラトビア、2015年1月1日にリトアニアもユーロを採用し、ユーロ圏は計19カ国に拡大。

2002年1月1日、1,330億ユーロ相当のユーロ紙幣が流通し始め、同年3月には、12カ国で2,420億ユーロ相当の紙幣、2005年末には5,650億ユーロ相当のユーロ紙幣となり、160億6,400万ユーロ相当のユーロ硬貨が流通しています。

ヨーロッパ圏の単一通貨は利便性が高く、米ドルに次ぐ取引量があると同時に流動性の安心感がありますが、ユーロに参加するには条件があります。

  • 財政赤字をGDPの3%以内に抑えること
  • インフレ率をユーロ圏の最も低い国の平均より1.5%以内にすること
  • 現行の通貨を2年間ユーロに対し15%の変動幅内にすること
  • 長期金利は最も低い国の金利よりも2%以内にすること

など、様々な条件をクリアしなければいけません。

また、2010年にはギリシャをはじめとしたPIIGSと呼ばれる南欧諸国が財政危機を引き起こし大きくユーロが売り込まれる事態に陥いりました。フランスやドイツが救済に乗り出す必要が出てきたほど。

しかしフランス・ドイツの国民は 自分たちの税金でなぜ他国を助けなければいけないかと反発をしたり、ユーロ安で輸出企業が潤うため意図的にユーロ安を容認したり、2015年に問題化した難民問題など、各国の足並みは乱れが起きているのが実情です。

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まとめ ユーロ通貨はヨーロッパが作り出した集合通貨

共通通貨を使うと利便性が増えますが、国や文化の違いから経済などのバランスによりリスクを生むことがあります。難しい問題です。

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