健康

作り置きカレーが食中毒になる!ウェルシュ菌を防ぐ方法

誰でも大好きなカレーは、味はもちろんのこと作り置きもできるため多くの人に受け入れられている料理です。でも、一晩置いたカレーも食べる前に火にかけるから大丈夫…、だと思っていたら大変なことになるかもしれません。

日持ちがよいカレーですが、2日目以降のカレーには注意が必要です。ウェルシュ菌と呼ばれる菌に気を付ける必要があるためです。

作り置きカレーは食中毒のリスクがある

カレーは日持ちができる食べ物で、一人暮らしや大家族には特に便利。日持ちはするものの、そのまま食べる人はあまりいません。食べる前に1度火を通す人がほとんどではないでしょうか?

火を通す理由は、冷たいカレーを暖かくするため。そして、菌を死滅させるため。でも、火を通しても死なない厄介な菌がいます。

スポンサード リンク

火を通しても死なないウェルシュ菌の恐怖

2017年に都内の幼稚園で作り置きをしていたカレー。このカレーは2日目を迎えていました。この時は、まさかあのようなことになるなんて誰も予想だにしていなかったのです。

園児たちは大好きなカレーが食べられると喜んでいました。そして、カレーを食べたのですが数時間後に吐き気を訴える園児が続出。その数70名以上に上ります。集団食中毒でした。菌は火に弱い性質を持っています。安全のために火を通したのにいったいなぜ?

実は、火に強い菌、「ウェルシュ菌」が原因です。

ウェルシュ菌とは、食中毒を引き起こす細菌として知られているのですが、ウェルシュ菌は100℃の熱湯で数分間加熱すると死んでしまう。ところが、中には100℃で熱しても死なないものがいます。

生き延びるものは生命の危険を感じて「芽胞」と呼ばれる形態に変身します。芽胞に変化すると100℃の熱もへっちゃらになり、熱に耐えることができるのです。6時間ほど100℃で加熱しても死ぬことはありません。

また、増殖する温度は40℃~50℃程度と言われています。

ウェルシュ菌の潜伏期間

ウェルシュ菌が原因で発生する食中毒は、6時間~18時間の潜伏期間があると言われ、ウェルシュ菌が腸に到着すると増殖を開始します。

この時に、「エンテロトキシン」と呼ばれる毒素を生成。エンテロトキシンの毒により、腹痛や下痢などの症状が出始めます。期間は2日ほどで治まりまるのですが、子供や身体の弱い人、高齢者は重症化するケースもあるため注意が必要です。

ウェルシュ菌の能力

  • 100℃でも死なない
  • 増殖の適温は50℃程度
  • エンテロトキシンの毒を作る

ウェルシュ菌は人の体内にいる菌ですが、この菌の中には熱に強く毒素を出すタイプがあります。作り置きカレーの中でこの菌が増殖をすると食中毒につながってしまうのです。

ウェルシュ菌の増殖を防ぐ方法

美味しいカレーを安全に食べるには、ウェルシュ菌の増殖を防ぐことが大切です。では、どのようにしたら防ぐことができるの?

それは、カレーを保存するときに急速に冷やすこと。ウェルシュ菌は40℃~50℃程度の間で最も増殖をするため、この間の温度を可能な限り少なくするといいでしょう。

例えば、カレーのあまりを小分けにして冷蔵する。小分けしないと冷えるまでに菌が増殖する可能性があります。

そして、使う分だけを零下から一気に100℃近くまであげるため、増殖範囲の温度を少なくできます。また、小分けにすることで食べるだけの量を制限できるためダイエットにも効果的。

まとめ 作り置きカレーは常温で保存しない!即冷却・即加熱

常温では保存せずに、菌が増殖しにくい10℃以下55℃以上の状態をなるべく作るようにするといいです。カレーだけではありません。シチューなど作り置き料理には気を付ける必要があります。

スポンサード リンク

-健康

© 2020 ナレッジ!雑学