健康

盲腸は手術で切らない方がいい理由とは

手術で取ってしまった方がいいと言われている盲腸。昔は「盲腸(急性虫垂炎)」を引き起こす厄介な存在だから切った方がいいと言われていたのですが、最近では切らないほうがいいと言われています。

今さら!?感が強いですが、盲腸には大切な役割があることがわかってきたからです。

盲腸は残しておいた方がいい理由とは

実は、盲腸にも意味があるという説が最新の研究により判明しました。

細菌やウイルス侵入による盲腸

盲腸を発症する一つの原因に、細菌やウイルス侵入による盲腸があげられます。正しくは、盲腸の下にある虫垂が炎症を起こすことで発症される病気。まとめて「盲腸になった」と言われています。

  • 虫垂に糞石・歯・骨などの異物がつまる
  • 虫垂の入り口が狭くなる。または塞がる
  • 虫垂の内部圧が上昇して血行が悪くなる
  • 細菌・ウィルスなどの侵入から炎症が発生し発熱や腹痛を伴う

平成26年4月に大阪大学の免疫学フロンティア研究センターの竹田潔教授グループが、虫垂に関する研究を発表しました。

虫垂は腸内の粘膜の免疫を守る上で重要なリンパ組織であることをつき止め、IgAという抗体を生産する大事な役目を担っていることがわかりました。

IgAは腸内細菌のバランスを制御しているのですが、これが不足するとバランスが崩れて「炎症性腸疾患」などの病気が発症しやすくなります。盲腸を切ってしまうとIgAが生産されなくなってしまうため、腸内細菌のバランスが保てなくなってしまうのです。

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盲腸手術で癌リスクが増える

虫垂には発達したリンパの組織があり、免疫機能を高める役割があるのですが、盲腸の手術を受けると大腸がんのリスクが2.1倍に高まることが最新の研究で判明しています。

盲腸は大腸を健康に保つ働きを持つ免疫細胞で、IgA陽性細胞の住処だったのです。盲腸がなくても元気に生きてる人はたくさんいます。でも、虫垂はむやみやたらに切らないほうがいい。残せるなら残したほうがいいのです。

盲腸になると、切除するか薬で治療をするか判断が求められます。盲腸を投薬治療すると、痛みは翌日で半分になります。さらに、次の日にはその半分に痛みが和らぐと言われています。

でも、盲腸を投薬で治すと、再発の可能性もあるため注意が必要です。

もし、再発が繰り返されるようなら手術を検討したほうがいいかもしれません。薬で盲腸を治療した場合は10%~35%程度の再発可能性があります。反面、盲腸を手術した場合は、3~5年まではガンのリスクが2.1倍になるのですが、3~5年をすぎると盲腸を手術しなかった場合と同じ癌リスクにまで低下します。

その理由は、虫垂にすみついている免疫細胞を他の臓器が代わりをしているからだと推測されています。ただし、詳しいことは現時点で不明なまま。

まとめ できれば残しておきたい盲腸

盲腸は最悪の場合、命にも関わる病気です。どちらにしても早く治すことが求められています。

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