雑学と豆知識

血管が青く見える理由とは?

2019年1月26日

血管が青く見えるのはなんで?「4コマ漫画」

血は何色ですか?

っと、質問を受けたときに「赤」だと答える人が多いと思います。切り傷や擦り傷などを負った場合には、皮膚から赤色の血が出てくるため「血=赤色」だと認識しているのです。

腕を見てみましょう。

そこに見えるのは血管です。

手の甲や足の甲でも良いです。

何色に見えますか?

「青色」に見えると思います。

血は赤色なのに、なぜ血管は青色をしているのでしょうか?


ぬぉー!?ワケワカメパラー!どういうことパラ?魔法パラ!?

皮膚の上から血管を見ると色が青に変わる理由とは

血は赤色なのに、血管を見ると青色の不思議。「人体の不思議展」を見にいったことがありますか?不運なことに亡くなってしまった人を、親族の許可を得て標本にした展覧会があります。

修学旅行などで足を運ぶ学校もあるため、トラウマになった人も多いのではないでしょうか?本物の人の身体を標本にしています。詳しくは「人体の不思議展」で画像検索をしてみるとわかりやすいです。少し刺激的な画像になるため注意してください。

「人体の不思議展」では神経を強調させた標本もありますが、本物の人体の神経も赤色に見えます。いったいなぜ、自分の手などを見たときの血管は青色になるのでしょうか?

その理由は、光が皮膚を反射して返ってきた色だから。人の目は光がないと真っ暗闇です。何も見ることはできません。太陽の光によってその反射により物が見えているのです。

光の粒子が皮膚の中に入ります。

そして、光は赤・青・緑などの異なる波長になり出ていきますが、光が入った後に戻ってきた光を目が認識して、その色を確認していることになります。

赤い光は皮膚や血管である程度、吸収されて返ってくるため色合いが弱まり、一方の青い光はほとんど吸収されることがなく皮膚の表面で散乱。腕を見たときに見える血管は、皮膚の壁があります。青い色は視覚的に認識しやすいものだということ。

血が皮膚から出てきたときには、光の色がそのまま反映されるため「赤色」、皮膚に覆われている血管は赤色が微妙に抜けた光により「青色」へ。

さらに、血管が青く見える効果は『目の錯覚』により増幅されています。静脈の周りの皮膚は赤色が強くなるため、色のコントラストによって静脈の青みが増すように見えます。

青色ではなく灰色の静脈?

他にも報告があります。

青く見える血管の静脈は、実は「灰色」をしているということ。目の錯覚により青色に見えるという研究報告です。赤色でもなく青色でもなく、灰色…。

研究によると、静脈の色は灰色をしていますが、周りの肌の色と比較すると青いです。そのため、相対的に青く見えるというもの。

一昔前に話題になったものがあります。

青・黒のドレスなの?

それとも金・白のドレスなの?

見る人によって、2通りの組み合わせで見えています。青黒・金白、どっちの色に見えますか?

正解は青と黒のドレス!

このように、人の目と色の認識は意外にも頼りないということ。

人が色を認識する時には眺める領域の周囲を基準にした色の認知、照明光の補正を行ったりします。皮膚の上から見た静脈が、周囲の肌の色よりも青く見えれば「血管は青」く見えるということです。

まとめ 目の錯覚で血管が青く見える

少し前まで酸素により血管が青く見えるといわれていました。

静脈を通る酸素は少なくなっているため、赤色が薄まっていること。要するに、赤色が薄くなることで皮膚と通してみることで青色に見えているという話。近年では目の錯覚が有力説だと考えられています。

ちなみに、人間の血液は、鉄分を多く含んでいます。酸素と結合することで鮮やかな赤色になります。人の血液はそうですが、動物全般で同じというわけではありません。

例えば、エビやカニなどの甲殻類、クモなどの節足動物、タコやイカなどの軟体動物、バッタなどの昆虫の血液は、銅が多く含まれています。銅が酸素と混ざり合うと青色に変わるため、これらの動物の血液は青色になります。

生き物は不思議ですね。皮膚から見える血管は、光の反射と目の錯覚によって、青く見えています。


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