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α7S IIIとTAMRON 28-75mm G2とkaniフィルターのレビュー

カメラ

α7SIIIを使い初めて2ヶ月ほどが過ぎました。α7S IIIのレビューはいろいろなところでされているので、ここでは簡単なレビューにしておきたいと思います。

そして、動画撮影には必須のアイテム「NDフィルター」ですが、カメラと同時に購入したkaniのNDフィルターについてもレビューしていきます。


α7SIIIは動画に特化したカメラで、評価が高いんだ。高感度に有利だから夜でもバンバン撮れちゃうぞ!

α7SIIIのブログレビュー

α7SIIIは初めてのフルサイズになり、これまでは富士フィルムのAPS機を長い間使ってきました。富士フイルムのカメラは作りが素晴らしく、出てくる絵も綺麗なので一度使うとなかなか他社に乗り換えることができなくなるんですよね(笑)

X-T30やX -S10、X-T4などのフジの写真を何枚も撮影してきて、そろそろ動画も本格的に始めたいと思いα7SIIIを選びました。

高感度はやっぱりフルサイズがすごい

センサーのサイズが違うので当たり前なのですが、実際使ってみて「幅の広さ」を実感しました。富士フイルムはフルサイズ並みの絵に仕上がるように処理をしているみたいですが、実際に光の入る場所の写真はフルサイズとの見分けはつきませんでした。

しかし、夜に住宅地を手持ちで撮影すると、どーしても「コンデジ」って感じの絵が出てくるんですよね。レンズF値1.0~1.4を選べば明るく撮れるのでしょうが、F2.4では厳しかったです。

一方でα7SIIIは夜間でも余裕がありますね。1200万画素と画素数は落ちますが、ノイズを抑えながら暗闇でもしっかりと色を出してくれています。動画撮影でもその安心感は変わりませんでした。(むしろα7SIIIは写真より動画撮影の方がノイズが少なく綺麗に撮影できます。)

昼の他、「朝夕夜、そして曇りの日」どんなシーンでも対応できる安心感がとてもよく感じました。

X-H2が5月くらいに発表されると噂されているので、第五世代ということもあり、富士機を使っていたユーザーとして高感度をどこまで上げてくるのか本当に楽しみです。

ダイナミックレンジの広さに驚く

フルサイズのダイナミックレンジの広さに驚きました。APSだと黒潰れしていたところが、フルサイズだと人の目のように残ってます。APSはRAW現像で黒潰れをある程度修正できますが、やはり限度はあります。しかしその編集幅がフルサイズは想像以上に広くてびっくりしました。

白飛び、黒潰れはほとんどありません。

HDR(HLD)動画は素晴らしいの一言。「DaVinci Resolve」で露出の調整をしていますが、α7SIIIで撮影した動画の中に入っている絵のデータの幅に驚きました。

富士フイルムが中判カメラに力を入れ始めた理由がよくわかりました。それと同時に、改めてダイナミックレンジ広さはカメラにとって重要だなと再認識しました。

わかりやすい操作性

動画についてですが、操作も大変わかりやすく扱いやすい機種だなと感じました。

カスタムで自分好みの配置ができるため、富士のX-T4並に使いやすいと印象を受けました。(見た目はT4の方がタイプです。)

フルサイズにしては小型で使いやすく、ダメな点がほとんど見当たりません。これは他のレビューワーさんたちが言ってる通りですね。動画視点で見て、本当によくできたカメラだと思いました。

惜しい点、マイナスポイント

α7SIIIを使っていて、どうしてもX-T4の方が使いやすかった点があります。それは「水準器」です。α7SIIIでは全表示と水準器表示が別になっています。同時表示ができません。他社ですが、T4は出来ました。

カメラ内で水準器を確認する撮影方法をしてきたので、この点は少し使いづらいと感じました。できれば同時表示できるようにアップデートしてほしいですね。

買って損なしα7SIII

フルサイズを買う前は、「どうせフルサイズは自己満足でしょ?」と思い、長い間フルサイズを見ていませんでしたが、XーT4に触れて動画の楽しさを知り、本格的に動画を始めたくなり色々調べた結果、α7SIIIへ。

実際に使った結果、「APSよりも撮影場所を選ばない」との答えを見つけました。APSにはAPSの良さがあります。ただ、今の自分にはα7SIIIがベストな選択であったと、買ってよかったなと思います。

 タムロン 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2のレビュー

S3につけるレンズを買わないといけないので、レンズを購入しました。買ったのは「タムロン 28-75 g2」です。

富士フイルムの黒箱に慣れていたので、白箱はなんだか新鮮。

フルサイズにしては小型軽量とのこと。富士フイルムの10−24mmの広角レンズとさほど変わらないかな?という印象で、これなら気軽に持ち出せて撮影できるなと思いました。

カメラは持ち出してなんぼのアイテムですからね。

USBCコネクターがついてます。いろいろカスタムができたり、アップデートがレンズ単体でできたり。

なんだかずっと見てると…、「顔」に見えてきません?

こっちみんな!w

ちなみに、防塵防滴のようで砂や水にある程度濡れても大丈夫みたい。携帯電話の充電部分みたいな感じですね。

百均で買ったUSBCの蓋をつけて「顔」を封印したと思いきや…

鼻が伸びただけやんけー!w

カスタムボタン。

設定を変えれば、マニュアルフォーカスを絞り値に変更することも可能です。富士フイルムのレンズで慣れていたので、早速、絞り値に変更しました。レンズフォーカスの部分を回せば絞り値がかわります。

従来機から光学などを一新したレンズで、画質やAFが段違いに良くなったそうです。確かに4隅までしっかりとシャープに映っていました。28−75のどの画角でも使いたくなるレンズです。

また、F2.8通しなので、動画撮影でも扱いやすく最高に撮影していて楽しい!

タムロン28−200とどちらにしようか悩みましたが、動画を主に撮影するので、全画角で明るく撮れるこっちで正解でした。(いざとなれば全画素超解像ズームもあるし)

kaniのNDフィルターのレビュー

kaniフィルターって知っていますか?

じわじわと人気を集めているフィルターなんです。

これまでは「K&F Concept」のNDフィルターを使っていましたが、今回は色々考えて、カニフィルターにしました。

ND2−400 までをカバーしているNDフィルターです。67mm用。

カニフィルターなのに、デザインはペンギンなんだなぁーと変な気持ちになりました。

中身はこんな感じで優しい手触りのケースに入っています。

最大値(ND400)にしたところ。安物では最大値にすると「X」模様が出てしまいますが、この製品はストッパーがついているので視覚的にも限界値を知ることができます。

永遠と回転するタイプがありますが、あれ苦手なんですよね。ストッパーは大事。

ND2の状態です。付けっぱなしにしておくので、通常はこの状態にしておきます。動画撮影では、この可変式NDフィルターが非常に重要になります。晴れの日に炎天下で撮影すると白飛びパラダイスになってしまうからです。光を調整するために絶対に必須なアイテムです。

フードをつけたイメージ。かっこいい!

kaniフィルターは色被りをしにくいと定評がある高級フイルターです。レンズを高いものにしても、その前についているフィルターが安物ならば、せっかくの高級レンズも力が発揮できません。フィルターは妥協する部分ではないのです。

安物のフィルターは「X」が目立ったり、撮影した色が実際の色よりも黄色く滲んだりするものがあるので、慎重に選びましょう。

S3に合体!

かっこいいですね。テンションが上がります。

いいね!

レンズはこの一本しか持っていませんが、このタムロンの一本だけで十分だなぁと思ってしまいました。接写も75mmまでの望遠もできるので、近景撮影が多い自分の撮り方に合ったレンズです。

なぜ、評価の高い「K&F Concept」ではなく、新しく「kaniフィルター」にしたのか?

それは上の画像を見てください。全てはここです。

そう、純正のレンズフードをつけたままkaniフィルターは使うことができるのです。もちろん、純正のレンズキャップ(カバー)もつけることができます。

以前購入した「K&F Concept」の可変式NDフィルターは、一つ上のサイズのレンズキャップを買わなければつけることができませんでした。当然、レンズフードもつけることができません。

しかし、「kaniフィルター」はフードをつけることができる!

レンズフードの内側の下の方に指を入れて(矢印の所)、可変式NDフィルターをグルグルと回しながら調整します。フィルター面に指がつかないように下の方を触りながら回すなど、少しコツが入りますが、本当に使いやすいです。

ちなみに、「 KANI  ND2-64 」は、画質がND2−400よりも高くなりますが、写真撮影用になります。動画用はND2−400です。

まとめ

色々な情報を集めて確かめながら買ったのである程度の購入後のイメージはしていましたが、想像以上に良い買い物をしました。

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